楷書や行書の書き方のおおまかな約束事はマスターできましたか? さあ、それでは、漢字の部品で書く頻度の高いものをひとつひとつ見ながら、書き方を覚えてしまいましょう。 部首の書き方を応用 することで、何千、何万とある漢字をひとつひとつ練習しなくても、字形を整えることができます。
楷書と行書を並べて出しますが、どちらも、線やパーツの組み立て方は 漢字(楷書) や 漢字(行書)で練習した通りです。 そこでお話したことをよく思い出しながら、練習してみてください。特に行書は楷書と比べて流れるような印象があるので、 ぐにゃぐにゃ、だらだら線を続けがちですが、実は行書は、線は柔らかいのですが、カクカクと折れるところが多いのに、 気づかれると思います。 この カクカクときちんと折る ことで、メリハリのきいたきりっとした行書が書けるのです。
行書の字形について言うと、 行書の形はひとつではありません 。いくつもあります。 例えば、楷書から行書へ変化させるコツを前にお話しましたね。 楷書に近い楷行体 という行書の形や、 本行体といって、楷書の形とは全然別の行書独特の形 などもあります。 行書独特の形は覚えてしまうと、早く書けて、とても便利ですし、見た目もおしゃれな感じのものがたくさんあります。
行書体の部首には代表的と思われる形を挙げました。 例として2字ずつ書いておきましたが、場合によっては、そこで2種類の行書の形を挙げてあります。 楷書と違って、この形でなければいけない、という決まりはありません。 ご自分で 気に入った形 、 書きやすい形 を見つけて、書きなれていただければよいと思います。