横書き

横書きは、縦のものを横にしただけではありません。 縦書きに書いてきた文字を横に並べただけでは、文字の上を走る視線が安定して流れず、非常に読みづらく感じます。

今まで習ってきた字形は、縦書きしてきた歴史の中で、縦書きしたときにもっとも美しく読みやすいように改良されてきたものです。 ですから、横書きには、 横に書いたときに、読みやすい独自のスタイルが必要なのです。

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基本は四角
横書き 基本の形

横書きしたときに読みやすいことの第一条件は、 字の縦・横の幅がすべて揃っていることです。縦書きのように、 縦幅がまちまちだと、上や下にボコボコと出っ張りができて、読みにくくなります。 漢字もひらがなもカタカナもすべて 四角く書きます。

漢字はもともと縦長四角、あるいは四角が基本ですから、四角く揃えることは簡単です。単独体の縦長四角を横に太らせて、 四角くすればいいのです。縦書きでは画数の多少で字の大きさを変えましたが、横書きでは、 すべて同じ大きさにします。 画数の多い字は、隙間をつめつめして書かなければなりません。

横書き用ひらがな

ひらがなも、字の大きさをすべて均一にします。細長いものなどは、無理して太らせて、四角い形にします。ひらがなは数がそう多く ありませんから、横書き用のひらがなとして、練習しておきましょう。

縦幅の比率
横書き 縦幅の比率

漢字、ひらがな、カタカナがすべて四角く書けるようになったら、罫の入った紙に横書きしてみます。そのとき、縦幅は、 漢字を10、ひらがなと数字を8、カタカナを6の割合にします。

横書き 縦幅の狭い字

上下に横線のある字、漢字の「三、四、回」、カタカナの「コ、ヨ、ロ」などは、縦幅を少し控えるようにします。そうしないと 大きく見えてしまうからです。ひらがなの「へ、と、つ、の」も、同様に他のひらがなよりも縦幅を少し狭くします。

いろいろな字形

いつもいつも、正方形に書けるわけではありません。横幅の狭いスペースに字をおさめるには、正方形では入りきらないことも あるでしょう。そんなときには、 縦長四角にしてみましょう。

横書き いろいろな形

縦にスペースがなく、横に広いときには、 横長四角に統一します。どんなときでも、漢字、ひらがな、カタカナの それぞれを同じ大きさと形に揃えることが肝心です。また、漢字、ひらがな、カタカナの縦幅の比率は、形が変わっても同じです。

速書き

メモをとるときには、ゆっくりと時間をかけて、書いている暇はありません。そんなときには行書にしてみましょう。ただし、 字形を四角く仕上げること、漢字、ひらがな、カタカナの 縦幅の比率を守ることを忘れずに。